この時期気をつけたい感染症
今の時期、気をつけたい感染症はO-157です。O-157とは腸管出血性大腸菌感染症の代表的な細菌です。感染すると、下痢や血便をお起こし、症状が悪化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症(けいれんや意識障害)になる可能性があります。 発症時期は5月から9月が多く、最近ニュースでも話題となっています。感染ルートとして外食店やスーパーチェーンのお弁当などが多いようです。
O-157は感染力が非常に強く、とても怖い細菌ですが、実は大人が感染した時「無症状」や「軽症状」の場合も多くみられます。しかし、その場合でも細菌は活発に活動しますので、他者に感染を広げないよう十分な注意が必要です。
感染予防として、手洗いの徹底や除菌など口から入るものに関する予防とバランスの取れた食生活や良質な睡眠、日光浴等で免疫を向上させる予防の2つがあります。学生会館では感染予防としてアルコール消毒の提供や管理栄養士が考える栄養バランスの整った食事を提供しています。手洗い、アルコール消毒、毎日の食事を食べてO-157を予防しましょう。