トップページ > 特集「コロナ禍での学生会館生活」 石井責任者インタビュー

 

 

 

▶︎緊急事態宣言が出て、新1年生の状況はいかがでしたか?

私たちの寮は専門学校の学生さん、予備校の学生さんが多いのですが、4月に来られてから、しばらく授業が無い状況でした。すぐに帰省してしまう学生が多かったですが、5月からオンライン授業が始まって帰ってくる学生さんが殆どでした。大学生の方は秋頃から入館しはじめ、年内までにほぼ全員の方が入館しました。

 

▶︎どのようなケアを心がけましたが?

とくにこれまでと大きく変わった対応はしていませんが、コロナウイルスに神経質になっていましたので、簡単な声がけをして、メンタルの変化が無いかは気をつけて見ていました。

 

▶︎2年生や3年生はどんな感じでしたか?

新入生以外は、特に変わらなかったですね。

 

▶︎コロナ禍で変わったと感じることはありますか?

手洗いは全員が必ずしますね。あとは、食事の提供時間内に来られる方が増えました。学校で少し遅くまで自習する子も多いので、緊急事態宣言が出てから食事を取り置きされる方も増えました。

 

▶︎年末年始はどんな感じでしたか?

夏に帰れなかった学生さんもいたので、帰省された方もいました。ただ、例年と違うのは車で迎えに来ている親御さんが多かったです。

 

▶︎会館での感染予防対策を教えてください。

館内の清掃時には、食堂、廊下、エントランスなど、共用部の消毒をしています。清掃スタッフ、調理スタッフについては毎日検温し、手洗い、アルコール消毒、マスク着用の徹底をしています。会館内は厚生労働省から発行されている感染予防関連のポスターを学生さんの目に届く場所へ掲示してます。それと、食堂を含めて複数の場所へアルコール消毒を設置しています。

 

▶︎学生の皆さんとどんなお話しをしますか?

コロナウイルスに気をつけてねと声をかけています。あとは、学校の話し、実家のこと、洋服や髪型のことなどをお話しします。洋服や髪型のことは、私(寮母さん)だけですね。

 

▶︎体調不良で対応する学生さんって、どんなケースが多いですか?

部屋で具合が優れなくなり、対応することが多いです。

→どうやって気がついたのですか?

部屋の内線電話で私達の部屋に連絡がきます。体調が悪くなっても、なんとか電話はできるようです。先日は、玄関先で倒れ込んでいるところを学生さんが教えてくれて対応したケースもあります。

 

▶︎保護者さんと学生さんはどのようにコミュニケーションを取られていますか?

LINEが殆どです。お父さんとLINEのビデオ通話をしている学生さんもいます。毎日している方もいるようです。お父さんは娘さんのお顔を見ながら話したい人が多いですね。あとは、毎日、食事の写真を撮影して、保護者さんにLINEしている学生さんもいますね。保護者さんも安心していだだけるようです。

→男子会館ではLINEが既読にならないので連絡来ることが多いと聞きましたが、どうですか?

私達の会館ではないですね。LINEが普及する前は連絡が取れなくて電話が来ることが多かったです。

 

▶︎学生さんはどのような物を持ってきていますか?

ケトル、空気清浄機(加湿器)、掃除機、アイロン、粘着ローラー(コロコロローラー)が多いですね。あと、ぬいぐるみです(笑)

 

▶︎巣篭もりする方が増えて、アニメや動画コンテンツが見る人が増えたと聞きますが、寮生でもそんな話しが出たりしますか?

話しをするんですけど、色々あって、もうわからないですね。鉄腕アトム世代ですからね(笑)ジャニーズ関連を見ている方は多いですね。会員になっている方も多いです。たまに寮長のファンクラブの会員になりたいっていう子も(笑)毎年、ディズニーに行ったり、年間パスポート持っている子がいますが、今年は殆どいないですね。

 

▶︎大切にしていることはなんですか?

一番大切にしてることは、1人1人、学生に寄り添っていつも見てます。その子からちょっと最近様子が変だなと感じたら、その子に合った対応をするようにしてます。早く気づいてあげられることで、解決していることも多くあります。自分の子供のように、親身に対応することを心がけています。


▶︎嬉しいエピソードはありますか?

以前にいた会館が老朽化で閉館になることを卒業生が聞いて、20人ぐらいの子達が建物が無くなるのは寂しいと会いに来てくれたことですかね。また、その会館が閉館になって同じ東仁学生会館グループの学生会館に移動したのですが、2年後の大学の卒業式の時に、保護者さんと一緒に会いに来てくれたことがありました。寮長寮母のやりがいの1つですね。学生をサポートするのがやりがいですよ、やっぱり。

 

▶︎最後に春から東京に来られる学生の皆さんに一言お願いします!

待ってますよー(笑)入館したら、卒業まで満足していただけるようにサポートしていきます!!

 

 

編集後記

寮長は東京生まれですが、調理師を目指して専門学校に通い、1人暮らしをしていたそうです。寮母さんは、結婚式場に勤務されていて、その時に洋食、和食を勉強し、実際に接客も経験されたそうです。その仕事ぶりが認められて、都内の色々な式場に呼ばれ、多岐にわたる業務を経験したそうです。そんな経験を今、十分に活かされていると感じました。とにかくお二人は1人1人を常に気にして、細かい対応を心がけています。ある学生さんがホームシックが原因でメンタルが弱った時に、保護者様と電話で連携し、見事に元気になったそうです。その方のお母様からは、今でも電話で、娘さんの状況を教えてくれて、一昨年には結婚式にもご招待されたそうです。とてもいい話ですね。『うるさいな‥』と感じている学生もいるかもしれませんが、会話をすることや1人1人に寄り添うことは絶対にやめないとのことです。お二人の近くのオススメのお店がレトロな感じの喫茶店でしたが、すごく “いい味” のお店でした。お二人の考えを古いと感じる方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、平成、令和になっても受け入れられるような “いい味” の寮長、寮母さんだなと感じました。