トップページ > 特集「コロナ禍での学生会館生活」 櫻井責任者インタビュー

 

 

 

▶︎緊急事態宣言が出て、入館状況はいかがでしたか?

1年生の20人ぐらいの方が4月から入館予定で、緊急事態宣言前に14名の方が入館されました。その後、5月から8月にかけて全員が入館されました。緊急事態宣言が出てから、帰省された方もいらっしゃいました。

 

▶︎4月頃に来られた学生さんはどんな様子でしたか?

4月に来られた方は、緊急事態宣言が出る前に東京へ来てしまおうという感じで予定より早く来られた感じでした。大丈夫かな…と正直心配でしたが、普通に朝晩の食事に来て、特に変わった様子はなかったです。

 

▶︎どんなケアを心がけましたか?

今もそうですが、体温計を借りる方が多いです。特に4、5月は熱はありませんでしたが、少しダルいと心配される方もいました。コロナになってるのではないか‥という心配と、東京に来て学校にも行かず、人と接する機会が無いので、不安になった時期なのかもしれません。この時期は体温計が購入できない時でしたので、『心配だったら、何回でもいいので測りに来て!』『熱がないことで安心するから、遠慮なく借りに来てね!』と声をかけました。

 

▶︎2年生や3年生はどんな感じでしたか?

4、5月頃でも普段とまったく変わらない感じでした。もう自宅にいる感覚ですね。オンライン授業が始まっていなかった時は、食堂で勉強している方も多かったです。

 

▶︎コロナ禍で、変わったなと感じることはありますか?

日中に学生を見かけることが多くなったことです。あと、前からアルコール消毒や手洗いを促進しても、やられる方が少なかったのですが、今、手洗い、アルコール消毒をしない子は殆どいません。100%に近いぐらい自主的にしてますね。

あとは、食事を提供時間内に食べられる方が多くなりました。取り置きされる方は、コロナ禍になってからはかなり減ってます。特に今は飲食店に時短要請が出ていますので、ほぼ毎日全員食べています。

 

▶︎逆に変わらなかったことはありますか?

しっかり勉強して、サークルに行ったり、バイトをしたり、遊んだりと、それは変わりませんね(笑)

 

▶︎年末年始はどんな感じでしたか?

数名帰省された方はいらっしゃいました。車で迎えに来られる保護者の方も多かったです。ご家庭に祖父母がいらっしゃる学生は皆さん帰省は控えるように言われて、年末年始は寮で過ごされてました。

 

▶︎会館での感染予防対策を教えてください。

館内の清掃時には、食堂、廊下、エントランスなどの共用部は消毒しています。清掃スタッフ、調理スタッフについては毎日検温し、手洗い、アルコール消毒、マスク着用の徹底をしています。それと、館内に厚生労働省から発行されている手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防関連のポスターを学生が目にする場所に掲示し、複数のアルコール消毒液を設置しました。

食堂のテーブルは対面と座席の間を空けるためにイスを撤去し、ソーシャルディスタンスを確保しています。学生の皆さんには、食事中の会話の自粛、食堂の長時間利用の自粛に協力をいただいています。

 

▶︎学生の皆さんにどんな声がけをしていますか?

なるべく会話を減らすよう言われてますが、少しでも変化に気付けるように会話ができるときは短い会話でもするように心がけています。以前よりも学生が何か心配ごとがあると、すぐに声をかけてくれるようになった感じがします。4、5月は、まだアルコール消毒をしない子もいましたので、するように声をかけたり、食堂に来る時にマスクをしない子もいたので、声がけをしていました。

先ほどもお話しましたが、今はアルコール消毒しない子はいませんし、また、食堂前でマスク忘れて、部屋に戻るぐらい皆さん意識が高くなってます。世間がマスクしないと、どこも入れない状況ですから、もう習慣になってますね。

 

▶︎学生の皆さんがよく言われていることはありますか?

『学校に行きたいな』が一番多いですね。あとは、オンライン授業が終日だと体力を使わず疲れませんので『昨日、眠れなかった』『運動不足‥』などの声もたまに聞きます。実家でオンライン授業を受けている時は生活が不規則になってましたが、東京でオンライン授業を受けるようになってからは、朝ごはんもしっかり食べようと思って、規則正しくなったようです。

 

▶︎体調不良を申し出た学生さんにはどのような対応をしていますか?

速やかに最寄りの病院へ連絡してます。食事はお部屋まで届けて、体調の確認しながら対応してます。通常の食事が食べられない場合には、お粥を提供しています。まだコロナに感染された方がいないので対応したことがありませんが、仮にコロナウイルスの感染疑いの方がいた場合には、行政機関の指示に従うようにし、館内で接触しないように対応します。食事も使い捨ての食器でお部屋にお届けし、ゴミ袋も一緒に渡して、行政機関等の指示が出るまでは、お部屋で生活してもらいます。(東仁学生会館では館内の接触に起因する感染事例やクラスターは発生していません)

 

▶︎学生さんが個別に用意されているものはありますか?

ケトル、スチームアイロン、加湿機能付空気清浄機、炊飯器、充電式掃除機やハンドクリーナーが多いです。それと、粘着クリーナー(コロコロローラー)が多いです!

今年はオンライン授業になって、イスをご自身で購入される方もいますし、長時間座っても疲れないグッズなども用意されている方がいらっしゃるようです。


 

▶︎保護者の方と学生さんはどのようなコミュニケーションを取られているのでしょうか?

ほとんどLINEですね。あとは電話で話しています。LINEは2日ぐらい既読にならないで、心配して私に電話が来ることが多くなりました。でも、皆さん元気で、ただ見ていないだけですね(笑)学生の皆さんは、LINEの届く件数が多くて、見過ごしてることがあるみたいです。ビデオ通話で顔が見られると安心すると思いますけど、お友達同士ではしているようですが、男の子なので保護者の方としている様子はないですね。

 

▶︎不要不急の外出で休日も巣篭もりする時間が増え、学生の皆さんはどのように過ごされていますか?

ゲームや動画を見ている人はかなり増えてますね。流行りの鬼滅の刃や、他にも色々聞きますが、ちょっと私にはわからないです(笑)寮母になったばかりの頃は、お母さんでしたが、今はもう孫世代になりましたからね(笑)

→ 超ベテラン寮母ってことですね(笑)


 

▶︎今年の春から東京に来られる方に一言お願いします。

マスクの着用など感染予防をした生活になりますが、しばらくはこの緊張感が良いのかなと思います。でも、普通の生活をしてもらえることが一番良いと思ってます。私達も引き続き、衛生面を気をつけながら朝夕の食事を提供し、感染予防を徹底していきます。みなさんが少しでも早く普通の生活を送れるようサポートしたいと思いますので、構えないで東京にお越しください!

 

 

編集後記

寮母さんは山形県で生まれ育ち、高校を卒業してから夢があって東京に来られたそうです。当時は街の個人病院で事務や入院している人の食事等のお世話をしながら、保育士さんの勉強をしていたそうです。ただ、仕事が忙しく、保育士さんにはなれなかったのですが、入院している人のお世話をして、充実した日々を過ごしたそうです。面倒見の良い寮母さんですが、寮母さん自身が親元を離れて東京で暮らした経験もあり、その大変さと保護者様の気持ちがわかるからではないかと思います。そして、昔から人をお世話する仕事をしたいという夢があり、そして実際にお世話をしてきた経験があるからなんだな‥と実感しました。お話しの中で、学生の皆さんがお孫さんの世代とありましたが、とても元気に皆さんのお世話をしています。まだまだ頑張って続けて欲しいと思う寮母さんの1人です。